2017/01/050 Shares

花屋の現状と対策~やっぱりリピーターづくりが重要~

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いきなりハードなお話ですが、花屋の現状、ご存知ですか?

現在全国に約24000件の生花店がありますが、閉店する店が多いです。

もちろん続けている店だってたくさんありますが。

ここ20年ほどで生花の流通は約1兆8000億円から約8000億円に半減しています。いや、半減以上ですね。

なのに店舗数は20年間でほとんど変わらず24000件あたりを緩やかに増加しています。

これはどういうことかというと、1店舗あたりの売り上げが平均して半減しているということです。

当然平たく1店舗あたりが半減しているわけではありません。まったく売り上げが落ちない店もあれば、まったく売れなくなったしまった店も、いろいろです。

現に1年間に約20%の店舗が閉店しているというデータがあります。約4800件ですね。ということは、新規開店する店舗はそれ以上あるってことに。

この単純な数字だけ見ても花屋という業種がかなり厳しい状況になっていることがわかります。

流通量が半減以下なのに店舗数は増えているのですから。

とはいえ、条件はみんな一緒です。同じように流通量が減ったなかで利益を出そうとやっているわけです。

しかし、明らかにしっかりと売り上げを上げて利益を出すことができている店とまったく出せていない店に分かれています。その証拠に開業1年以内で閉店する店が20%。

では、しっかりと利益を出している店はどう対応しているのでしょうか。

ひとつには、しっかりと利益を出している店は時代や状況とともにそのやり方を変化させています。

店舗販売がメインだとしても、いままで花を販売するだけだったのが閑散期には花以外のイベントを仕掛けてみたりとお店に来て楽しんでもらえるような働きかけをしているところもあります。

もうひとつは、しっかりとお客さまをリピーターとして育てている店。

流通量が減ったということは単純にいえばお客さまが減ったということ。全体で半分以下になっているということは、1店舗でもかなりの減数であるはずです。

しかし、客数が減っても一人のお客さまが2回3回と購入回数を増やしてくれれば売り上げ的にはかわらないということになります。

これができている店とできていない店とでは1年後、2年後がまったく違ってくる。もしかしたら店が続いているかなくなっているかくらい違ってくるかもしれません。

新規集客は費用もかかるし一見さんも多く離店率も高いです。

今、ほとんどの花屋さんの技術力やセンスはそれほど大きく違うことはありません。ギフト対応のみせならテイストはそれぞれ違っていてもおしゃれ感を出しているし、カジュアルフラワーとして薄利多売の店もその品揃えは充実しています。

となると、お店の個性だけでリピーターを獲得するなんてことはちょっと無理。

少ないパイの中から来てくれた新規のお客さまをどうすればリピーターに育てることができるのか、今まで来てくれているお客さまをどうしたらあと1回でも多く買ってもらえるようにできるのか、、、ここですね。

「安定した売り上げをめざして~リピーターを育てるアプローチとは~」

 

 

 

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