2020/02/10
好きなことを仕事にしたときの弱点~買い物と仕入れの違い~
好きなことを仕事にすると
好きなことを仕事にできたらすごく幸せですよね。
しかし、好きなことだからこそ自戒しないと仕事ではなく趣味になってしまうという怖さがあります。
かくいう私も開店当初は仕事というより趣味の延長といわれても反論できないような状態でした~~^^;
特に仕入れの面では趣味的な立ち位置でやっていた期間は、当然ですがたくさんの痛い目にあってとても勉強させてもらえました。
仕入れの落とし穴
現在は市場へ直接行かずに仕入れをしていますが、開店当初より20年以上は毎回市場に通って仕入れをしていました。
ベルトコンベアに乗って流れてくる箱の中の花を競り人が取り出して、それを見て値段を付けます。
ちなみに私がずっとお付き合いしている市場は川崎北部市場。
太田市場ほど大きくはありませんが、中央卸売り市場なので品揃えは悪くありません。
で、仕入れのときによく花仲間と話していたのが「仕入れが買い物になっているうちは利益が出ていないよね」って内容です。
つまり、「欲しいから買う」という仕入れでは結局売れ残った場合に対応策がないためにロスになってしまう率が高くなるということ。
これって、すごくわかります。
開店当初、次々と流れてくる花を片っ端から欲しくなったことがありました。
好みの花が次から次へ流れてくるし、これをたくさん店に飾っていたらさぞかし華やかで素敵だろうな、、なんて売るよりも買って楽しむ感覚になっていたのです。
目が覚めるまでしばらくそんな仕入れをしていたら、後で伝票を見てびっくり。どう考えても売り上げに追いつかないほどの仕入れ金額に。
これでは当然利益なんて出ません。
仕入れがお買い物になっているということは、自分の気分でお金を使っているということなので確かにそのときは気持ちいいんです。
でも、これじゃあ仕事ではありません。
仕入計画の大切さ
このままじゃだめだ、、と気付いてはじめたのが仕入計画でした。
一年間の繁忙期と閑散期、行事やイベントなどをかき出して売り上げ目標を立てて、それに必要な仕入れ金額をしっかり出していきました。
あまり細かくしすぎると経たれてしまうので、あくまでもざっくりと、でもしっかりと現実的に把握ができる程度に。
仕入れがお買い物にならないように、気持ちをセーブするということもものすごく大切なことでした。
計画の範囲内で商品の入れ替えや本数の増減はあっても、むやみに舞い上がって欲しい花を買い込むということはないように自分を戒めて。
そのかいあって、仕入れてもほとんど在庫にならずに回転もよく、どんどんロス率がゼロに近づいていきました。
ロス率ゼロをめざそう
花屋にとって在庫=ロス。
ロスということは廃棄するということ。
自分がしっかり仕入れ自分がしっかりと仕入れを仕事として取り組めば、せっかくきれいに咲いている花を無駄に廃棄する必要はなくなります。
それに、廃棄するにも費用がかかるので仕入れが買い物になるということはつくづくいいことはないわけです。
というわけで、「好きなこと」を仕事にしたときの弱点は仕入れがお買い物になってしまいがちというもの。
「好きなこと」を仕事にできるか趣味になるか、はたまた楽しんだだけで終わるのか、、ここは努力のしどころかもしれませんね。
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