2017/02/2052 Shares

花屋がとある書店に学ぶべき点~業界の常識から脱皮する~

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実は似ている花屋と本屋

花屋と本屋は似ているといわれます。

どちらも衣食住に直接かかわりないので、なくても生きることはできる商品です。

とはいえ、衣食住が足りている現在の日本では心の栄養となる花や本はとっても大切なアイテム。

また、どちらも少数の大型店舗と多数の小売店舗で成り立っていて、その市場規模は20年前には約20000件とほとんど同じ規模でした。

現在本屋の数は約14000件と激減、花屋は約24000件と増えていますが、実際のところ新規開店しても2年以内に閉店する店が70%以上といわれる花屋業界ですので、継続している店舗数は本屋と同じくらいかもしれません。

本屋の場合、閉店する店舗数のほうが開店する店舗数より多いためどんどん減ってきているということでしょう。

流通の変化

花屋と本屋に限ったことではありませんが、ここ20年の買い物スタイルの変化は見逃せません。

以前なら、花のギフトを買おうと思ったら花屋に行って花を選んで作ってもらって自分で届けることが普通でした。

本だって、読みたい本があれば本屋に行って買う。なければ取り寄せて1週間くらい待つとか普通でした。

しかし今、よほど利便性の高い店舗でなければ、わざわざ店に行って花を買ってそれをもっていくよりもネットで選んで配送して届けてもらったほうがよかったりします。

本だって、アマゾンで選べばヤマトが即日配送で届けてくれる。

駅ビルに入っているから、帰り道だから、職場に近いから、、などなどついでに立ち寄れる店でなければなかなかわざわざ行ってまで買う必要がないのが現実です。

街から小売店がなくなったら。。

とはいえ、店という存在はやはりなくてはならないもの。

もし、街から小売店舗がなくなったとしたら非常に味気ない毎日になりそうです。

同じような店が入っている駅ビルがたとえどんなに便利であっても、やはり自分たちの街ならではの特徴のある店って必要です。

反対にいえば、店を出すならその規模にかかわらず街全体への影響がいかに大きいかを意識して取り組むべきだと思います。

ピンチはチャンス

花屋より早くマーケットが小さくなっている本屋ですが、それだけに壁を突き抜けた店の出現も花屋より早いのかもしれません。

ピンチ状態に早くさらされた分だけ対応が早かったというか。

たとえば「天狼院書店」。

本屋は立ち読み不可という常識を覆して、2013年の開店当初からいくらでも立ち読みOKで昼寝しながらだったり、コタツでほっこりしながらだったり、自分の家で本を読む環境を店が提供しています。

ジュンク堂など店内のカフェで購入前の本を読むことができるという書店はありますが、天狼院書店はもっとくつろいだ状態で本を読む場を提供している。

普通に考えたら勝手に読まれたら買わないで帰っちゃうから、売り上げにならず店が成り立たないと思いますよね。

ところが天狼院書店は年々売り上げを伸ばし、2015年には福岡、つい最近京都の町家に店舗を構えて新しい展開をスタートさせています。

なぜこんなに伸びているのでしょうか。

商品を売らない販売形態

実は天狼院書店では、本の販売が主流ではありません。

本を提供したその先の「体験」を販売しているのです。

本を読むだけならアマゾンで取り寄せて自分の家で読めば終了。

しかしここでは、作家が直接ゼミを開いたり、客同士で部活動を始めたり、多種多様な人とつながるための仕掛けが用意されていて、本を読んでその先の体験を味わえることで伸びている。

これ、花屋には無理だよと思うかもしれませんが、このまま取り入れなくても花を介してその先の何かを楽しんでもらうことはいろいろ考えることができるかも知れません。

街の店舗の存在意義は人が集まる場所を提供すること。

わざわざ足を運びたくなるような花屋って、、、

体験を販売する花屋って、、、

仲間ができる花屋って、、、

マーケットを広げることも大切ですが、今までと同じ視点で広げようとしてもなかなかムツカシイ。

花屋の常識を覆すくらいの発想の転換、今の時代だからこそ必要かもしれませんね。

まとめ

*花屋と本屋は心の栄養を売っている

*小売店舗は街の価値を提供している

*モノを買うだけなら利便性が勝る

*わざわざ行きたくなる店は体験ができる

*花屋の常識から脱皮してみる

 

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