花は植物。

根から離れた切花とはいえエネルギーを持っています。

それをお届けするのが私たち花屋の仕事。

受け取った方が、その花から目に見えない何かエネルギーや気配やメッセージを感じることができる、そんなアレンジや花束をつくらなきゃ。

今日は植物の偉大さを身に染みて実感しました。

というのも、

これから約10日くらい母の日出荷が続きます。

準備やスケジュールでここのところ張りつめていたのですが、ふと、今朝、アトリエ前の殿ヶ谷戸庭園へ。

藤はすでに盛りを過ぎていましたが、新緑がみずみずしく明るい緑の中に黄色い野草がそこここに可憐な花をひっそり咲かせていて、ぐるっと一巡りしたらなんだか気持ちがすっかりやすらいでおりました。

陽だまりの中でカラスが寝そべっていたり、名も知らぬ野鳥が芝生でさざめいていたり、竹林ではタケノコが若竹にたくましく成長しつつあったり、、。

これまで日常の仕事をしながら母の日の準備をし、これから始まる出荷の事を考えて緊張したりしていたので、きっと、たぶん、かなり、自分が思っているよりも疲れていたんだろう。

太陽を透かしてみるイロハモミジの新緑、アカマツの新葉、樹齢100年と言われる榎の存在感。

庭園の芝生、樹の根元の水を含んだ杉苔、湧水がほとばしる流れ、、。

目にするすべてが心地よく、ところどころ穴が開いていた心もちの中に充足感が満ちてくるような、そんな感じ。

何度も殿ヶ谷戸庭園には来てますが、こんなにエネルギーチャージを実感したのは珍しいです。

もちろん毎回ホッとしたり癒されたり季節を感じたりはしていたのですが、今日は特に植物の力、緑の力が味方になってくれた気がした。

ホントに、植物の力ってすごい。

これからしばらくアトリエに缶詰め状態になりますが、この植物の力を実感したおかげでしっかりいいもの作ってお手元に届けることが出来そうです。

一年で最大のイベント、母の日。

皆さま、頑張ってまいりましょうね～～～＾＾

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